コンパスの使い方
このページのまとめ
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コンパスは正しく持たないと、誤差が生じる。
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目的地の方向確認は簡単。ぜひ覚えよう。
コンパスの正しい持ち方
計測に適した姿勢を保つ
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背筋を伸ばして立つ。
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コンパスを手のひらに水平に置く。
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肘は90度前後に曲げ、コンパスはお腹あたりで水平に保つ。
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体の真正面に構える。
この姿勢は、目線とコンパスの進行線を一致させるため重要です。
コンパスの針が、プレート上部に当たっていないことを確認しましょう。
読む時は真上から
正確に角度を読むために、回転板の中心の真上から度数目盛りを見ます。
真上から見ないと、数度の誤差が出ます。
目的地に向かう方法を覚えよう
用意するもの
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プレートコンパス (SILVAのNo3など)
コンパスの基本的な使い方、目的地の方向確認の手順を解説します。簡単な以下のステップです。
1.コンパスを地図にセット
【1】地図をひろげます。特に方向などは定めません。
地図上の①目的地から②現在地の直線上にコンパスの長辺をあてます。
【2】③磁北線と④カプセル矢印を平行になるようにコンパス本体はそのままで
⑤回転リングのみをまわします。
【3】以上で目的地に向かう設定は終わりです。
ここまでの段階では⑥磁針の設定はありません。
<注意点>
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コンパスの前後の向きに注意。
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目標方向に進行線が向くように置く。
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目的地まで直進できない時は、ルートの最初の直線部分にあてる。
2.方角を確認する
【4】それではコンパスを手に持ち胸の前で水平に保ちます。
コンパスを構えたまま体を回し磁針の北(赤側)とカプセル矢印を重ねる。
【5】このときコンパスの進行線が指している方向が目的地となります。
さぁ、目的地の方向に体が向いていますか?
<注意点>
実際には目的地まで直進することは不可能ですので、
地形を判断しながら対応してください。
姿勢を維持したまま、回転盤の矢印と赤針が重なるまで体を回転させる。
コンパスは動かさない。
矢印と赤針が重なったら顔を上げて、進行線の指す方向を見る。
3.現在位置の測定
今いる地点から次に曲がる地点までセット→その区間を歩き終えたら再度セット、を繰り返すことで、大きな方向ミスが格段に減ります。
文章で読むと何やら難しく感じますが、実際は簡単な作業です。コンパスを持って、ぜひ試してみて下さい。
距離の測定にも使える
コンパスの側辺には縮尺を持った目盛りがついています。
5万分の1地図や2万5千分の1地図ならばkm単位で測定ができます。